自由設計基礎コース~受講生の声~
2015年 09月 10日

カルトナージュ合宿も終わり、1年の最大の行事が無事に過ごすことができました。
過ぎてしまうと、もっとやりたかったなーと思えるほど穏やかでリラックスしたたのしい時間でした。
この日を過ごすために1年を忙殺しているといってもいいのかもしれません。

さて、新しく新設した「自由設計基礎コース」に参加されている本気の生徒さんたちからの講座を受けてみてのご感想の一文をご紹介させていただきます。
横浜からお車でお越しくださっているY様は、ご自身でお教室を開くにあたり確固たる技術とセンスを獲得したいというご意思をお持ちです。
カルトナージュ経験は上級を終了されているレベルのY様で経験はすでに豊富でいらっしゃいます。
聡明で穏やかな性格のY様の中で、受講後大きな変化が起こったそうです。
プレレッスンから二週間ちょっとの間に自分の中に大きな変化が起こっていることに自分自身驚いております。
先生の仰るように、自分の成長を妨げているのは自分自身のネガティブなブロックだということを身を以て体験した感じです。
今までは成長したい自分と人から指示されて動いている方が楽という気持ちがせめぎ合っていたのだと思いますが今は自分で一から考えて実行することに不安はなくなりました。
これまでもカルトナージュの先生方のレッスンの運び方や自分自身の現状に疑問や不満を持っていたにも拘わらず自分は何故人に全てを教えてもらおうと手をこまねいて待っているだけだったんだろうと今更ながら自分の怠惰さに呆れるばかりです。ひとりで試行錯誤していくらでもそういう問題を克服できたはずなのに。
先生と出会わなければ多分延々と悶々とした日々を送っていたことでしょう。

内面で起こっている変化についてこのように把握されているY様の今後の発展に期待をよせております!

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製図コース◇オリジナル作品
2013年 08月 04日

昨日の赤羽製図コースでの完成作品です。

M様の進化系コーヒーフィルタースタンド2点。
改良版と、フィルターを取りだす度にゆらゆらと揺れる揺りかごに発展させたものです。
つくるのがたのしそうだなぁと伝わってくる作品ですね


もうひとつ、楕円ミラーをガラス細工ディスプレイとして台座をつくられたそうです。
ドロワーの生地とお揃いにして、並べて飾るのだそう。
韓国製のレースが合っていましたね。
驚きなのは軽量化されたこと。芯材にはなんと桃の保護材なんですって!
考えましたね~いや~たのしいです。

キティーちゃん大好きの、もうひとりのM様は、すでにオーダー依頼で受けたという、お子様向けのおもちゃ箱。段ボールであり手をはさんでも危なくないもので、キルティング生地が送られていたそうで、依頼にそってつくられたそうです。
段ボールを2枚重ねにして、造りをしっかりさせたことやリボン部分の生地はキルティングのミシン糸をほどいてキルト芯を抜き、リボンのボリュームをさげてつくったそう。
相手のことを想像して、つくりながら工夫すること…
こういうひとつひとつの気づきが作品づくりに、いかに大切なのかわかりますね。

また、余ったキルティングでソファー型のティッシュボックスまでつくられました。
ファニチャーコースで、ちょうどこのソファーのようなツーシーターをカリキュラムに組み込んでいますので、びっくり!
これは、お子様大喜びというよりプレゼントされたママが感激するでしょう。
まだ未完成の方は、仕上げてきましょう。
調整しながら制作しているT様は、2点3点と同じコスメボックスを作る予定とのことですから、必ず調整後のサイズを設計図に修正値を描き込んでおくのを忘れないように。
早いもので製図コースも来月で12回目終了で、1年経ちました。
卒業というにはまだまだです。
ご自身で継続していかれると、さらにカルトナージュの世界が広がっていくことでしょう。
何事にも、ここで終わりということはないと思います。特に表現する世界では、作っている過程で、完成後でも、時間の経過と共に同じ人間の目から見ても違うものに映るものです。
それが、進化、発展ということです。
製図コースを1年間通われた皆さま、お疲れ様でした。
ワタクシはやさしい先生ではありませんでした。
よく宿題をやってきた方、あまりやらなかった方(笑)、スローペースな方、皆さんにはもっと取り組んでもらいたかったなぁというのが正直なところです。
しかしながら、最後まで参加してそれぞれの発展が見えたことは確かです。
皆さんが講師で活動されていないにも関わらず、同じようなスタンスで取り組まれたことは、後にいい経験になったと思っていただけたら成功です。
過度に期待せず皆さんを見てきました。
いい意味で期待を裏切るような出来栄えだったり、丁寧につくる姿勢であったり、たくさん悩んでいる様子を見てきて、こちらも思うことはたくさんありました。
かんたんに手を貸してなんとなくつくることは、いけないと思っていましたので、見守るしかないのです。
当人でしかやりようのないことであるからです。
ここでは、ほんのさわりの部分しかお手伝いはできないのです。
表現の世界とはそういうところ。
製図コースは1年という枠です。
実際にはそれで完成、終了ではありません。
これを各自で継続されるかどうかは皆さん次第です。
その成果は必ず皆さんの想像以上の結果となると思いますが、なかなか自分を追いこむのは困難です。それに追い込むというより、好きで取り組むという感覚の方がいいですね。
製図コースの発展として設計デザインをメインにしたプロフェッショナルも今後新たに検討していきます。
10月から2期生がスタート予定で、2期生の終了が来年の9月をもって、プロフェッショナルを発進するか
来年の今頃はどんな展開になっているでしょうか?
そして、ワタクシの個人の作品を手掛ける時間を来年からつくりたいと願っています。
今年のスケジュールはもうどうにもなりませんので、来年の希望を先に言っていまいました(笑)
妄想では作品が10個以上出来あがっているのですけど…ねぇ。。。

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製図コース~生徒様作品~
2013年 07月 16日

先々週末の製図コースでの常連のM様の課題完成品です。
とってもユニークなコーヒーフィルタースタンドです。
カルトン2枚仕様で棒状で連結しています。
こんなにシンプルでたった2枚のカルトン!というそぎ落としした究極のカルトナージュです。

これは富士山じゃございませんよ…ふふっ
エンボス加工のデザイニングまで施しています。

こういうのを考えてくるM様の柔軟な人柄が出ているなぁといつも感じます。
何よりも楽しんで取り組まれているからだと思いますね。
構造体の支え棒の位置のアドバイスを少しだけして、また仕上げてくるのか…たのしみにしています。

そして、状差し。
このウェーブ3段がしっかり三段活用されていますね(笑)
写真写りがイマイチでわかりにくいのですが、色もグラデーションになっています。
構造は設計図を起こして、思案されてから作り、作りながらまた思案された様子が作品に出ています。
立体に組み上げてからわかることも実際はたくさんあります。
だから試作というのは設計図通りに仕上がるか最終確認仕様を検討する肝心な作業。
3枚の板がバランスよく倒れないで成立する構造を追究し始めた時…
やっと設計の入り口に立つことになります。
その答えを自分で見つけた時、その時の達成感や高揚感はまさに、
『生きている!』
と実感させられます。
だからワタクシは自分で考えてひねり出すこのは時には苦しいですが、やめられないのです。
その感覚を皆様に味わっていただけたら、製図コースを開設した意味も少しだけあると思えます。

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週末の製図コースの真相
2013年 06月 26日

いつもご訪問ありがとうございます

週末の製図コースでの宿題の設計製図の計画書(仕様書)を見せていただきました。
書き方や配置などもおのおので見やすいと思うレイアウトや工夫をしてもらい、A4方眼用紙に落としこんできてもらいます。
まだまだ、情報が足りない設計図です。
これでは数年経過した自分でさえわからない部分があるでしょう。
日々、設計図を書く習慣を身につけていくと、それなしに制作することがいかにいい加減であるかがはっきりしてきます。
目的をもってしっかり制作するオーダーものなどは特に設計図は必要です。
気軽につくった時の記録を正確に印すことで、カルトナージュの作品の史跡も残ります。
腕が、ある時点からメキメキと上がっているのがわかります。
これは設計図を描くことで、立体把握する力をつけていることでもあると思います。
埼玉のO様は 『ピザ屋さん

未完ですが、相談と経過報告のためピザの箱と、スーツケースに生地やあのドロワーの実物を講師の皆さんへお見せするためだけに重たいものをわざわざお持ちくださいました。
感謝しましょう。

ドロワーレッスンでこれくらい皆さんが作られたら…いいなぁ…淡い期待を抱きつつ。
ピザの箱は完成した時にまた。
眼鏡ケースもひとひねりしたものを組み上げてきました。
これは前回の時に、ちょうつがいの役割となる蓋の曲げ角の布の部分がボンドはついた部分とついていない分(または開閉のため布とカルトンが剥がれてしまった)でシワが目立つ生地の時は残念なことになりますよね。
だから、キャンバス地や少し厚めな生地で言い方は悪いですが 『ごまかしている』 のです。
ワタクシたちはいつも真剣に勝負をしております。
使いにくい素材であろうと使いこなすこと、または適材と称しごまかせる素材を選ぶことがひどく自責の念にかられるのです。
言っている意味はわからなくてもいいんです。
できるかできないかスレスレのところを 『実験する』 のです(笑)
これは物理の脳なのです。
今までの経験で素材をある程度理解しているので、適材かどうかが想像つきます。
一歩出て、難しいかもしれないけど、これだったら発見かもね!というようなことが大好きなので~す

眼鏡ケースでは、ちょうつがい部分の斬新な発想の小道具をO様がさらに加工をされて…ふふふっ、もうここでは言えません

次回にはその結果が出ると思われますが、気になる方は耳打ちしてください。

カルトナージュがなぜおもしろいのか…こんな実験の場があって、検証結果をみて正解だったのか見当違いだったのか…を勝負するのです。
この平成のお花畑の平和な日本人が、勝負だなんて古い感性をもっていると思われることでしょう。
いわばゲーム感覚というのか好戦的な感じが…やみつきです。
不敵な笑みができるのは、ここでいう勝者のみ

な~んて、和気あいあいとした空気のレッスンですよ

ある意味つまらないなぁ…

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製図コースでできること
2013年 06月 08日

今日は赤羽の製図コースでした。
めずらしく5時頃アトリエに帰ってこられました。
だんだんと生徒さんたちも目が肥えてきたというか、いい感じの仕上がりにもってきてます。
静かにうれしく心地よい余韻にひたりながら、画像を加工しましたのでご覧になってください。

いかがでしょうか。( ↑ こちら赤羽のお教室は素敵なバーなんざんすよ~☆)
素敵でしょう。韓国の織りの生地でしたっけ。
異文化の生地同士なのに、Mさまのコーデはこうも合ってしまうのです。

三段のお裁縫箱は仕切りが稼動式のものにして、想像以上に仕上げてきました。
刺繍糸は使っていくうちにボリュームも減ったり、増えたりするので固定仕切りは使い勝手が悪いことありませんか?
秀作です~

実物もとっても良かったですよ。
Mさまのように製図コースで、自分のデザインを形にすることを素直に実行されると、ちゃんとできるように…
なる…かも~?
聞く耳があって、強いこだわりをすてればいい線いくと思います

それはなぜか?
自分の観点での思考や視点だけだったから今まで 『それ』 ができなかったという事実をお忘れではございませんか?
思考をゆるめて、いろんな情報が入りやすくすること、これが大事だと離さないでいた真実はすでに過去のものであるということ、手放すことや出すことをしないと新しい風や物は入る隙がありません。
そのスペースを自分で意識することから、製図の入り口だと思ってくださるといいかと思います。
きっと、がんじがらめだった思考は、解放されできなかったこともできる余地が生まれます。
そんな感覚なのです。
製図って。
広げましょう!

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エキストラ受講
2013年 02月 14日
今朝の前橋は風もなく、穏やかなはじまり。
穏やかではないのは、ワタクシのこころ…
只今、『コスメティックボックス』試作中。。。
予定通りとはいかず、カット準備したので2週間前。まだ組み立てが終わり、貼り込んでいます。
金具を変更しようかどうしようか悩み中なそんな今朝、
明後日のレッスンで使用する時計針とムーブメントの在庫がもうなかったことに昨日気がつき、メーカーの在庫はまだあのタイ工場では完全復旧していないらしく、入荷するとすぐなくなる状況らしい。
時間がないけど、これから群馬の端っこまで飛ばして、在庫があるデカイホームセンターへ行ってきます。
往復2時間半のロスだわ~

製図コースのお問い合わせも増えてきたので、エキストラ受講~お試しね~を始めた。
これがなかなか好評で、体験では始動してない状況から数時間で、講座の雰囲気や内容がつかみにくいもの。
すでにエンジンがかかった講座中盤に参加するのですから、体感できるわけです。
太っ腹なのは見た目だけじゃなく(ほっといてくれ)見学は無料、エキストラ受講は1回分受講きっちり参加していただくので、終了後やってみたいと決断された方はそのまま来月から参加していただき、やっぱ想像と違うな、難しくて無理(んなわけないと思いますけどね)という方は、資料テキストをお渡ししての参加ですので、4000円いただいてます。
無料にしたかったのですけど、維持費や交通移動費、レンタル料など想像以上に経費が必要なのです。
しばらくは負担していただくことになります。
お試しなので、よろしくお願いします<(_ _)>

個人差の高低差は激しいですが、ワタクシがお尻をペンペンしてさしあげますので、是非ご興味のある方はカルトナージュを自由にデザインしてみたい、もっと思い通りに作りたい、講師力をさらにUPさせたい…など初級からエキスパートまで幅広く対応しています。
今後は、製図コースは1年毎月1回受講と月イチでは遅いペースに思う方もいらっしゃいますが、製図は頭に浸透させる時間経過も必要なものです。どんどん詰め込んでも、難しく感じて進捗が悪くなるばかりか、わからないまま進んでしまいます。
なので、このペースがベストだと判断しています。
気の早い方は、「製図コースが終わったら次はどんな講座がありますか?」と質問してきます。
精進しまくりたいのね(笑)と探究心旺盛な方もいらっしゃいます。
製図コースの後半4回分はオリジナル制作を進めていただく予定です。
その時間でいくつもできる限り4か月間ありますから、オリジナル製図をして不安箇所や構造の相談は各自ワタクシのところで検討し、進めていきます。
それでも、もっと作りたいということなのかしら?
あるとしたら、講師の先生方レベルという限定であるかもしれません。
カルトナージュレッスンをより有効且つ、効率的に進める戦術といいましょうか、課題作品の選定方法から、資材選定、積算、制作レッスン時間内完結、料金の正当性、利益率等…運営上の視点だけではなく、生徒様視線、満足度といったことを静観できるスキルは、もっと向上していかなければ厳しい現実となります。
こういったことはお教室を開講してからわかることがほとんどではないでしょうか。
本来なら、ここを知ってから開講していただかないと始動時のスタートが大変ですね。
効率的な積算方法や利益率、お問い合わせから入会までの入会率、宣伝方法など一番重要な大事なことです。…が、なかなかこれが成功しますとか、正解なんてものは存在しないのも真実。
なぜか…ひとりひとりの状況やスキル、経験値、オリジナル性、人格、運営地域性、など条件が同じ人はいないからだ。
しかし、ノウハウを活かした運営もできるわけだ。
要望が今以上になってから考えてみることにしよう(笑)
ワタクシ自身もまだ夢の途中なのだから。。。

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今日はバレンタインデーだったのね~
レターラックと台形バスケットの製図
2012年 10月 30日
先週末の自由が丘のレッスンは完成までいたらなかったので、画像はございません

完成された画像または、作品を次回お持ち下さい…添削いたしますので☆
2作品受講は、やはり大変ですね。
細部の処理まで神経を使うのも、集中力を要します。
糖分も切れてきますので(笑)そうでなくても長時間レッスンですから、作品の難易度をみて2作品受講にするか検討しながら進めたいと思います。
レッスン後の日曜日に初級コースの台形バスケットの新型とパウンドケーキを製図し、昨日は、11月単発用のレターラックを製図しました。
今朝は、台形バスケットとパウンドケーキの型と裏打ち紙をつくりカットしたところでブレイ


↑ 見えにくいのですが、レターラックの製図です。ハーフしか描いてありません。
只今、お隣さんにレターラックの製図を型におこしてもらっています。
同時進行で、裏打ち紙のサイズ取りをして指示書を追加し、つくってもらいます。
完成次第プリント確認し、補正してから型をカットです。

↑ 裏打ち紙のデザインウェーブ(台形バスケット) どう見ても初級用じゃないですよね…
今日の夕方にはカットに入ります。
かなり、怒涛な作業なのです。
糖分切れまくり…甘いものは好きじゃないのでコーヒーに少し砂糖とミルクを入れるので、これがまたメタボ促進効果絶大!
ムスメの軽肥満は徐々に解消されているというのに…子どもの24%は軽肥満なんですって!
ぽっこりお腹はなくなってフラットになってましたよ。
どうする自分

軽肥満どころではないのだ。
ムスメにバカにされ続けるのも母として限界にきている。

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