人気ブログランキング | 話題のタグを見る

クラシックオルガン

おはようございます、Fairytaleです^^


昨日、グラスボードに続き…『クラシックオルガン』 が完成いたしました。

クラシックオルガン_b0245259_9482520.jpg


ファニチャーコースを受講されている方には、慣れた手法の積み重ねですので、難しくありません。

アソビと布厚を考慮しておいた、予測計算もバッチリでしたので調整ナッシング。

~これが設計の魅力です~


クラシックオルガン_b0245259_9485226.jpg


この子はバックシャンなんです(笑)

実際はこんな穴なんてありませんが、鍵盤を納める扉を、大きくして使える収納物にしようとすると

オルガンじゃなくへんてこりんな中途半端なものになってしまうので、背面をカットしてすべてを見せ

る形状にしました。

クラシックオルガン_b0245259_9581885.jpg


この背面と足元スペースに空間が生まれます。


FIXスペースはありません。


何かを入れたりと使用できないわけではありませんが、実際はVIOD的なものになってますね。

…このVIODという言葉がしっくりきます。

法律では「無効」「取り消し」

パスポート更新では古いものにVIODと印が押されます。

プログラミング言語では「データが無い」何もないという意味をもった型に使われる。

建築では、吹く抜けのスペースにクロス線を描いてVOIDとし、よく建築設計図で描いてきた。

英語で形容詞としては「まったくなくて」「欠けて」という意味だったり。

宇宙空間では銀河がほとんど存在しない領域をさす。


なんか深くなってきたぞ(笑)




オルガンのスタイルはクラシカル調にし、エンボスは細かすぎないように、シンプルにしました。

各サイズは、オルガンやアップライトピアノのサイズを参考に、結構調べました。

縮小サイズに各パーツの割合バランス調整をしました。

厚みのあるボアを使用したこともあり、納まりに工夫が必要でした。

作りやすくするため、金具蝶番を横付けするしくみにし、倒してフタをつけられるように設計。

作りやすくすることが、コース作品にとって重要なポイントです。
難易度が高いことで、根気と集中力を維持するのが容易ではありませんから、せめてつくりやすくしてあげることが設計者の心遣いかと。

とはいえ、細部まできれいにつくるには体調がよくないとできません。

ベストな状態であることを維持できている人は、それだけで幸せですね。

深夜にしくしく痛む関節に腰痛、○ンピでは、集中力なんてもてませんから。


完成して良かった~



…マジで。




人気ブログランキングへ
by fairytalem | 2014-09-12 10:18

カルトナージュni手仕事をご紹介


by fairytale