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道具に思うこと

こんにちは、Fairytaleですemoticon-0117-talking.gif

今日は、道具について日頃から思うことを書きます。

道具も毎回軽い手入れはしていますが、1カ月に1回ハサミや金属ものに油をあげたり、磨いたり、道具がいつもピカピカしている状態です。

カッティングマットも水拭きとかしちゃってる人いませんか?

特に、マットの上でボンドをたらす…この上で作業している方多いみたいですが。

紙モノを扱っている人間が見たら…~(+o+)

ゴム製品には水を含ませると平らな面が歪みます。

同時に劣化を手伝います。

あくまで、紙類をカットする時だけに使用するものであって、作業の継続を優先するためか、もしかしたらマットは敷物と思っているのかわかりませんが、ボンドと水により歪んだ面の上でカットすれば余計精密性の高いカッティングから遠ざかることでしょう。

カット後の紙くずは、乾拭きや、ハケで充分です。

汚れるということは、他の行為があるためです。

たくさんカットして面がガタガタになる前に感謝をして、新調します。

ガタガタになってからでは、いい仕事ができません。

手入れをちゃんとしていると、長く使用できるものです。

道具類を見れば、腕前もだいたいわかります。

高額な道具について、個人の満足感や腕がともなわない初心者さんなどは使っていいと思います。

安定してよく切れるラクな道具はあります。

慣れないうちは道具に頼るのも悪くありません。


しかしながら基本は、道具が先ではなくご自身の心構えです。

言ってしまえば、どんな道具であっても腕があれば使いこなせます。

でも、そんな道具をぞんざいに扱えば道具たちは活躍してくれなくなって当然だと思いませんか?

道具たちにはいい仕事してもらいたいので、使った後は手入れをしてあげる…自然なことです。


私の仕事はこの道具たちがあって成立しているため、手入れと感謝はしています。

いちばんの理解者であり相棒です。

思ったところにスッと刃が入るのはこのカッターであり、適度なフィット感でカルトンをささえ、余分な力を使わずにすみ、『切れたよ~』 と知らせてくれます。

この掛け合いのような感覚は、たくさんたくさん対話して、たくさん失敗もしたけど、たくさん助けられて、

そして、たくさんの方に 『きれいなカルトンの切れ口』 と言われるようになって、自分だけじゃなくてよく周りを見渡したらいろんな人や道具や環境、目に見えないものからサポートを受けていると教えてくれる。

道具にも心のようなものがあり、ちゃんと静かに応えてくれる。


私の心と道具の心がいっしょになって、カルトンをきれいに仕上げる芯となっている。


こういう対話ができるようになってくると、雑念もなくなり、ただ居るだけ、存在している自分自身も道具と化して、作業と一体化する瞬間を何度も味わう。


あぁ、自分も道具なのだと知らしめてくれる。







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by fairytalem | 2013-03-31 13:10 | つぶやき | Comments(0)

思い出の少女探偵シリーズとK。

ある日の夕方、帰りの車中で突然小学校時代にフラッシュバックした。

『ラークスパー荘の謎』…

このタイトルが急に浮かんだのだ。

小学校の図書室で、当時小学校5年だったと思うが、競うようにあるシリーズ本をかりまくった時期があった。
http://www.aga-search.com/831-10nancydrew.html

記憶では、肌寒い秋の放課後の図書室。

あまり読書を好む子どもはそうたいしていない…ワタクシも含めてそうだった。

だから、図書室はいつも閑散としていてもの寂しそうな空気の古い記憶。


となりの席の男子がとても積極的で、よくお誘いをうけた(笑)

『夏になったらプール一緒にいこう』『どっかの公園へ遊びにいかない?』『休みの日に待ち合わせして出かけない?』『バスに乗って街で買いものしよう』

もう毎日うんざりするくらい。

その男子は女子からとても人気があった。

顔だって性格だって、勉強だってなんでもできた。

男子のくせに左利きの手からさらさらと生み出される文字はきれいで印象的だった。 

唯一、運動は中くらいだったような…

のちに憤慨することになる小5のワタクシは、そのお誘いを自分だけにしているとばかり思い込んでいたのだ。

『なんだ、Kはみんな女子なら誰でも誘っているんだ。』

それがわかってからは、さらに冷たい態度で反したものだった。

なぜか、委員会なるものがいつもかぶるのが気に食わなかった。

よく一緒になった委員会は、『図書委員』

クラスの男女2名ずつなのだが、推薦が基本だったので希望だけではなれないもので、高学年になると『図書当番』なる貸し出し係りの仕事が放課後にまわってくる。

その頃のことも、その『ラークスパー荘の謎』のタイトルと一緒に思い出していた。



まぁ、そんなお誘いも6年生になる頃にはさすがにしなくなってきたが、そっけないワタクシは相変わらずだった。

その頃には『腐れ縁』的な位置でなんでもいい合える仲間のひとりになっていた。

Kは早口でかなりの本好きだった。

今考えると、図書委員になれたのはKが推薦したからなったようなもんだ。

ワタクシは当時、本なんて読む気はまったくなかったし、また興味もなかった。

正確には買ってもらえなかったので、1冊で我慢したまま高学年になったような子どもだ。

そんなワタクシは、図書当番の時はいつもKと組むため、まったくおしゃべりの相手もしてくれないほど、Kが夢中になって読んでいたのが、その『ラークスパー荘の謎』少女探偵ナンシードル―シリーズだった。

パパが弁護士のお譲さん探偵というミステリー児童書で、1930年代初版のキャロリン・キーンが著者。80年たった今も新作が出る本国アメリカから世界でも少女たちに人気のあるシリーズだ。戦後50年代に入って日本でも翻訳され、マーガレット・サットンの少女探偵ジュディーシリーズと共に人気があり、このナンシ―シリーズは56編、170作品もあったそうだ。(だから読破していなかった)90年代を境に新刊が入手困難となり、図書館でしか読めない時期もあり15年前に金の星社からフェア文庫で6冊だけ復刻したそうだ。6年前には新シリーズの邦訳が開始された。(ムスメに買ってあげよう!)

そんなにおもしろいのかと、Kにバレないようにこっそり借りてみた。

読書なんて慣れないから最初は読み進めるのが困難だった記憶があった。

しかし、元来の負けず嫌いな気性がてつだってむきになって家で気合いで読み進めた。

そのうち、景色のスクリーンが脳裏に浮かび、少女ナンシ―が日常の事件(残忍な殺人事件とかそんなのはなく、失踪事件や盗難事件といったオサレな海外のお話しにワクワクドキドキしながら、他のシリーズが返却されると次々に借りてくるようになった。

『手帳の秘密』『幻の白馬』『消えたプリマドンナ』『オルガンを弾く亡霊』『湖上の幽霊船』『ビロードの仮面』…タイトルだけでも小5の子どもはノックアウトされたものだ。

もうその頃には隠れて借りることもなくなるほどナンシ―にのめり込んでいた。

シリーズ本は、図書室にある全巻読破した。

そのうちあきたらず『江戸川乱歩シリーズ』に手がのびた。


Kは、本嫌いなワタクシの変貌ぶりにいぶかしく思った様子だったが、自分と共通のツールが持てたことに喜び、こっちの方がおもしろいよと指南するようになった。

そのうちに『僕のことすきなんじゃないの?』と言われたことがあり、激しく反論した憶えがある。

実際は、未だに自分でもよくわからない。

Kは小6の秋に松戸へ突然引っ越していった。

本当に突然だった。

最後の日、Kの帰る後ろ姿を校庭の一番高い丘から見た映像を今も思い出せる。

そのときの気持ちならわかる。

意地を張って憎まれ口しか言えなかったことや、もっと本の話しもしたかった。
Kの家にも皆誘われたけど絶対にいかなかったこと、やさしく声をかけてくれるKにいつもそっけない態度でしか返すことができなかったこと、仲間だったススムのお祖母ちゃんの具合が悪くなり、真っ黒な顔したススムがやけにしょげているとき励ましに行こうと提案してきたのにちゃんと聞いてあげなかったこと…みんな後悔した。

転校の日、思い切って大切にしているおじいちゃんのおみやげの形見だった『海外の硬貨』を何枚か餞別で渡した。

引っ越し後、何度か電話をしたこともあったけど、中学生になる頃にはすっかりKのことは忘れてしまった。

いや違う、思い出した。

引っ越し後の次の春休みに松戸から電車に乗ってわざわざ地元の大きな公園で会う約束をしたことがあった。

約束した場所に図書委員仲間と行くと…ワタクシを本気でいじめる悪グループの男子メンバー3人と一緒に仲良くボートをこいでいるではないか!

もう怒り心頭のワタクシはそのまま会わずに帰ったのだ。

それが最後だった。

あのグループと仲良くしたことなんてなかったのに…寧ろ、Kはワタクシとつるんでいることをネタに随分いじられていたではなかったのか?!

その本意も未だに不明である。

ほんと、機会があったらそこんとこヤツらに問質したい。

のちにかなりの読書好きになったのは大人になってからで、この時の記憶があったからこそ本は想像力を掻き立てるツールであることを思い出せたから。


そう、Kのおかげだ。


今もKは女ったらしで、誰にでもやさしく声をかけているのだろうか。

…もう立派なオヤジなんだけどね(笑)





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by fairytalem | 2013-03-22 12:22 | つぶやき | Comments(0)

眼鏡屋さんの話

こんにちは、Fairytaleですemoticon-0155-flower.gif

土曜日は渋谷の乗り入れで東横線は混雑していました。

静かな自由が丘が若者で混雑し、夕刻の回転寿司屋さん3軒、列ができていました。

電車移動は慣れていない[:子供:]は緊張気味で、電車とホームのスキマにビビりながら飛び乗っていました。
自分でチケットを責任もってポケットに入れておくことすら拒絶してきましたが『自己責任とれないなら眼鏡屋さん行けないね』と突き放す母。
ランチのあと、目の前の東京タワーまで上り坂をスーツケースの荷物をかわりに持ってくれると頑張ってくれました。
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あれは親切だったのか、面白そうだと思ったからだったのかはわかりません(笑)

修学旅行の中学生の団体やハトバスもたくさん停まっていました。 

展望台までは予約時間の制約上あきらめてもらい、代わりに小さな水族館があったので行くことに[:魚:]
お友達のおみやげを約束したからと選んで、自分には買わないでいたので 『あぁ、ワタクシの子ども時代とそっくり』 と思いました。

ちょうどお箸のサイズももう少し長くしたいところだったので、お箸の他に好きなもの1つ選びなさいと促してやりました。

子どもらしいこどもなんですけどね…遠慮とか教えないことなのに気にしてしまうんですね。(ま、それくらいでちょうどいいというもの)



自由が丘の眼鏡屋さんは、日本一だと思っている検眼技術のプロ中のプロフェッショナルな調整技術と知識と研ぎ澄まされた感のオーナー。

しかし入店すると、銀屋さんに似ている若い30代後半~40代前半の男性が出迎えてくれました。

一瞬『銀屋さん?』と錯覚したほど似ている男性。

そのまま二人で検眼していただき、12年間のカルテを把握しているその男性としばしムスメの弱視の経過を話しました。
ワタクシの左眼もちょっと難儀なこともあり、そのへんの特殊な話しで前のめりになりながら話しこみました。

そのうち銀屋さんと話しているとすっかり感違いしてしまい、『銀屋さん、オーナーは?』 と帰り間際まで聞きそびれていたほど。

もう2年もお店に出ていないという話しでした。

検眼の話しになるともう真剣に早口でマニアックな情報を教えてくださった、ちょっと変わり者でオシャレなあの銀屋さん…

好き嫌いがはっきりしていて、嫌いなお客には端からわかるほど冷たく『もうこないで~』とオーラ全開にしちゃうとこや、マニアックなワタクシみたいなメンドクサイ仕事をしないと日常生活がままならないようなお客にとことん付き合ってくれるとこや、プライベートは微塵も感じさせない謎なとこ、もしかして銀屋さんはお○え?、眼鏡はお客が選ぶのではなく、銀屋さんが顔や体型、眼の位置、雰囲気からチョイスしてくれるというスタイル…これがまた間違いない!

入店からずっと凝視してすでに眼鏡選びが始まっているといった姿が懐かしい。



しばらく、忙しいからと眼鏡にも気を使わずに3年あいてしまった。

あの銀屋さんが人任せになんかしない仕事を一手にあの男性が引き受けているということの意味を、一瞬でわかってしまった。

『銀屋さんはあなたに絶大な信頼をおいているんですね。でなければ、お店たたんでますよね。今日の検眼のお仕事で腕前がよくわかりましたよ。』

あちらもムムムっという表情で返してきた(笑)

弱視に関してもその男性は、元有名病院の眼科技師だったそうで1人10分枠で診察しなければならず、検眼も慎重に測る時間がない環境に嫌気がさしたのでしょう、彼は銀屋さんのスタイルや技術、人生観にほれ込んで他の大きな眼鏡屋の幹部を辞めてこちらへ入ったと同時に倒れたそうです。

銀屋さんちが健在で今までと同じように対応していることが、すごいと思いました。

しかも銀屋さんバリの腕前で、おごることなく丁寧な仕事でした。

血縁者でもなく他人なのに、かぶるキャラ…彼はそれがすごく嬉しいと 『一滴も血は繋がってない』 と笑顔で話していました。

弱視トレーニングのオリジナルの文字拾い(ランダム文字から指定文字を極細赤ペンで丸で囲むと大好きなコミックキャラが浮き上がってくるという視神経刺激型訓練用紙)をムスメが男性に差し出した。

彼は弱視や特殊眼の会のメンバーでとても強い関心があったのだ。
その訓練用紙には網目のグリッドの中に読めるか読めないかの小さな文字が数万文字ある。
丸つけする数は2000~2500文字あり、それを2枚やるとムスメの場合40分。

彼は目が輝いて 『感動しました』 と何度も言っていました。

数枚話のネタにおいていきました。



土曜日、その男性がいてくれたおかげでまた、ムスメは助かったようなもの。

検眼してみるとかなり強く矯正された処方だったので、やっぱり来て良かったと思いました。

右4つ左3つもレンズの段階が違ったものをあてがっているのが弱視外来の病院の実情です。

何故かって、強くして無理やり見せることで見えないよりましだろうという、考えからどの眼科でもその傾向が100%といっていいでしょう。

ワタクシとその男性の感覚的考えは同じだったのですが、『いい状態で眼に負担のない見え方で何度もレンズを作り替えながら、半年ごとに検眼してフィットするよう調整すべき』 という見解です。

ムスメの弱視に関しては、妥協する気はないので、独自の主観考えではありますがそれに強く同意してくれるプロが目の前に座っていることが、何よりも安堵しうれしく思いました。

こういう時は深い充足感を感じます。



この世の出逢いではなかなか思い通りにはいかないもの。

その中で折り合って、自分の考えや行動を変えながら生きる場所。

ときどき、こんなことがあると『やっぱり天は見てくれているんだ』 と思えるのだ。





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by fairytalem | 2013-03-18 17:11 | つぶやき | Comments(4)

巻き玉たち

こんにちは、Fairytaleですemoticon-0108-speechless.gif


超低空飛行中につくった、巻き玉たち…

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ほんとは、もっとつくったのよ…

低空飛行中に色ものはダメね(笑)

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でも、落ち着いているせいか巻きのテンションもいいし、何より精密に巻けますわ。

ローテンション…バンザイemoticon-0134-bear.gif





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by fairytalem | 2013-03-12 17:19 | タッセル | Comments(0)

初級コース~パウンドケーキ

こんにちは、Fairytaleですemoticon-0113-sleepy.gif

今週は、初級コースの必須作品の試作とレシピづくりでした。

すでに試作済みのこの作品。

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パウンドケーキスタイルなので、余分なリボンやデコレーションは極力しないのがポイント。

また、蓋の取り外し時の『ぱふっ』と空気が入る感覚になるコツも、レッスンでお話します。

こうした、制作したものでなければ実感し得ることのないコツや注意点もレッスン中に何気に話しています。

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縁周りのパイピングテープが活きるデザインにしました。

地味ではありますが、中級レベルのものです。…初級には、初級レベルの作品はないです(笑)

なぜって、きっと作ってみたいと思う作品は、それなりになってしますからです。

中級は上級レベル。

上級は、…?

作家の世界に少し入っていただきます。

そう、宿題である程度進めてからの参加で完成させます。

エンボシングも薄い厚紙をカットしたものを重ねる、というかんたんなものではありません。


上級コースまでいらっしゃ~いemoticon-0165-muscle.gif







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by fairytalem | 2013-03-01 11:35 | コース | Comments(0)

カルトナージュやタッセルなど手仕事をご紹介


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