「ほっ」と。キャンペーン

スナック


『どこですか?スナックは…』

『あ、一階です』



時々、間違えて下のスナックのお客さんが夕方の明るい時間にアトリエに入ってきてしまう。

…まだ夕方の5時なんですけど~?


今どきのスナックって、もう古い田舎の大人の社交場。

60~70代のお客さんが主流だったが、ここ数年客層の変化がある。

ワタクシたち世代の40代…30代、いや若者?たちが利用している。

景気の影響でスナックの都内相場4000~5000円をさらに下回る2000~3000円というから驚きだ。

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下のスナックのイメージに近い感じ↑

スナックの定義とは 『軽食(スナック)を出す、アルコール(Bar)のお店』 だとか。 

下のスナックはママの手づくり料理が並ぶので、4000円でがんばっているそうだ。


夜には懐かしい70~80年代の歌謡曲のカラオケが7時を過ぎる頃から、ひっきりなしにかかっている。

1階の古い店主のママは朝掃除に来て、夕方着物を着つけてくる。

ママのプライドなんだとか。


ママの帰宅時間はいつも1時をまわった頃。

時々、ママの軽自動車のエンジン音で 『このビルはもうアナタひとりよ』 と言われている気がして寂しくなる。

『夜中、コーヒー飲みにきなさいよ』 と、お誘いされてもなんだか気が引けてしまう。

 
ワタクシは毎晩ではないけれど、ムスメが年長さんからずっとアトリエでひとり作業をしてきた。

朝陽を迎えたことも何度もあった。

肉体はあきらかに年々きつくなってきているが、精神的に弱ることはなかった。


1階のスナックへ毎晩くる常連さんもいるらしいが、うらやましいと思ったこともなく、ただ懐かしい曲をかけてくれると仕事をしながら 『おぉっ』 と反応してこっそりたのしむことはできた。


深夜0時を過ぎると、外から大きな声で 『アディオ~スっ』 と何度も陽気なご挨拶が聞こえてくる。

いい感じのゆるさだ(笑)

酔っ払いのくだらないダジャレなんかも2階まで響き渡るので、お酒の飲めない体質の自分とのギャップに吹き出すこともある。

夜中になると、どんな人間も穏やかになってくるのだ。

交感神経もそろそろ限界になってきているんだ…と感じる。


お酒の飲める人はストレスをここで解消にやってくる。

お酒の飲めない人は…?


自分のやりたいことはなんでもやってきたつもりだけれど、これでいいものなのか?と振り返る暇すら作らないできた。

反省やら間違いを見つけることなんて、大っきらいだから。

今日 『ダメでした』 と、なったとしても明日考えればいい。

だからって、先のことも何にも計画しないでただ突っ走っているのはどうかと思うが、そんな感じに近い。


ひとりでも感動してもらえる作品をつくれたら、もうそれでいい。

人に期待せず、自分に期待することにしてみる…



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by fairytalem | 2014-05-21 10:47 | つぶやき | Comments(0)